私たちが同じことを繰り返し行うことができるのは、記憶というものがあるからですが、たとえば、簡単に行うことができるけれど、それを言葉で説明しようとするとすごく難しい、という類のものがあります。
たとえば、習字や絵画がとても上手な人がいるとして、筆の運び方や指先の力の入れ具合を他人に教えようと言葉で説明してもなかなか伝わらないでしょう。
そういった種類のものを
「手続き記憶」または
「手続き知識」などと呼び、言葉や概念として記憶しているものとは区別します。
仕事でも、マニュアルをどんなに熟読してもベテランのように動くことが不可能なのは、文字で読んでもそれだけでは「手続き記憶」にはならないからです。